土木部所属
1992(平成4)年入社
こんな仕事をしています。
土木の現場管理の仕事は、その工事内容や施工のスケジュール管理は勿論ですが、
北陸新幹線延伸の工事の様に大きな構造物の建設では、測量などの準備から、現場周辺で工事の期間お借りする田畑などの復旧まで多岐に渡ります。
公共工事の評価は、道路や河川などの場合、カーブ状の構造物の出来栄えの良さが評価されるポイントとなる他、出来るまでの工程や安全管理も含めて点数が付きます。この目に見える点数が私たちの技術や施工クオリティを高める動機になるのですが、この他に何より、地域に貢献できる、地元の人達に喜んでもらえるというのがこの仕事の大きな魅力です。
この仕事に就いた経緯、当時の思いなどをお聞かせください
私が工業高校を卒業し入社した当時から、白山建設は地元の公共工事で良く見かける会社で、仕事のイメージはというと「土方仕事」だと勝手に思っていました。
実際には現場監督と云う立場で、工事に掛かる広い範囲を管理する仕事です。地域の皆さんの生活基盤をつくる為にやらなければいけないことは多岐に渡りますが、
初めて一人で現場を持ち、完成書類を提出して検査が通った時に感じたこの仕事の大きな達成感は今でも忘れませんね。
白山建設に勤められてから思う会社・仕事のイメージはどんなものでしょう
弊社は地域の道路や河川での護岸整備工事など、インフラを整備する事業に携わる他、洪水対策工事や土砂災害などを事前に防ぐ砂防堰堤工事などにも多く携わっています。地域の安全を維持する大切な事業ですので、一般的な土木工事とはまた違った思いがあります。
今の仕事で心がけている事を教えてください
近年日本各地では予想を超える災害が多発しています。あまり起こらない事が良いのですが、まれに災害復旧の工事にも携わることが出てきます。現場は人が入ることが出来ない場所ですので、安全を期して無人化による工事を行いますが、それでも自分たちの身の安全にもかなりの気を配ります。そんな仕事ですから、皆さんの安全な暮らしを支える為に大事な役割をになっているんだという心構えで取り組んでいます。
今の自分、将来の自分
最近は、工事案件の中に様々な専門的な技術の提案や知識が無いと受けられない事業も多くなってきました。これまで様々な工事に携わってきましたが、 これからも自分自身の力を付けて、求められている以上の出来栄えで色々な工事もやりたいですし、市や県はもちろんのこと、国の事業にも携わってみたいと思っています。
業界のイメージは朝から晩まで現場に出ているという働き方を想像される方も多いかもしれませんが、近年では安全面に考慮し労働時間の見直し、週休二日制に向けた工事も増え、弊社も取り組んでいます。私自身も若いスタッフと沢山コミュニケーションを取りお互いに助けてもらっていますし、明るく楽しい職場環境だと思っています。
役所の方、地域の方との係わりも多いので、楽しんで仕事ができる職種なのではないでしょうか。協力業者さんと一緒になって事業に取り組みますから、コミュニケーション能力が身についたり、気配りの範囲が広がっていったり人間的な成長も期待できます。
また、この仕事はものづくりの中でも規模の大きいものに携われるということが醍醐味です。これまで自分が携わってきた構造物が世の中の役に立つだけでなく、インターネット上でも見られる「地図に残る」仕事です。